「くらべて.com」が目指しているのは「選択肢の提示」

2012年9月13日木曜日

「くらべて.com」のこと

t f B! P L
2012年9月13日(木)。
ここ数週間、毎週木曜は、情報吸収デー。今日も、ブックオフと書店、喫茶店(読書と資料整理)を行き来しながら仕事をこなす。

8月9月10月は、いくつかの新規事業の他は、本業回帰を念頭に「くらべて.com」のコンテンツ強化を実行している。新しい記事を追加しつつ、大カテゴリを整理し、小カテゴリ(テーマ)を入れ替え、古い記事を更新している。

数日前に公開したブログ記事を自分で読み直していて思い出したことがある。
「くらべて.com」は、web1.0丸出し・テキストサイトのようでデザインなんてあまり気にしていない。役立つ情報があるわけでもない。最新情報が更新されているわけでもない。
いいところを見つけにくいサイトではあるが、役立つ情報を提供すべく心がけていることがある。

「くらべて.com」は、「選択肢の提示」を目指している。

数日前のブログ記事ではないが、「婚活」しようとする人は必ずしも「婚活」方法の詳しい内容や選択肢を知らない。むしろ、詳しい内容や選択肢を知っている人は稀だ。

「婚活」方法の比較

「婚活」に限らず、「結婚式の挙げ方」や「英会話ができるようになりたい」「美肌になりたい」「楽しい仕事につきたい」「(漠然と)楽しいことしたい」など、具体的な製品やサービスのニーズではなく、漠然としたウォンツには、達成するための方法・製品・サービスにおいて、詳しい内容や選択肢を知っている人は稀。人によって正解は異なり、絶対的な正解もない。

新聞・雑誌・テレビなど従来メディアはそうでもないのだが、製品やサービスを横断して、読者のニーズではなくウォンツを満たそうとするネットメディアは少ない。
新聞・雑誌・テレビの「特集」にあたるものが、ネットメディアでは中途半端な解説や紹介で終わるケースが多い気がする。いわゆる「まとめサイト」がその役割を期待されているのだろうが、現状、読者が希望するテーマで、必要なときに必要なまとめ記事に突き当たり役に立つケースは稀なのではないか。
いくつかのテーマだけでもいい、「くらべて.com」は、読者にニーズやウォンツを満たす「選択肢を提示」できるようにしていきたい。

「くらべて.com」において、提示する選択肢のボリューム(量)は、シェア8割、を目指している。
例えば、最近公開した以下の記事。リンク数はさほど多くはないが、業界大手と今話題の新規事業者を含んでおり、水の宅配やウォーターサーバーに興味を持った方に対してある程度満足してもらえる選択肢を提示できているつもり。

専門店サイト:水の宅配・ウォーターサーバー

話はちょっとズレるかもしれないが、ネットメディアにおいては、一定の情報量がない記事はクズ以下だと思っている。リンク集でも新製品の紹介記事でも、提示しようとしている内容には、一定の情報量を盛り込んでほしい。まとめ的な記事であれば、言い過ぎかもしれないが、一定の情報量がないなら公開しないで欲しい。中途半端なリンク集などやめて欲しい。
逆に言うと、シェア8割以上あるなら、ネットメディアの記事なんてリンク集で十分とも思っている。
解説や分析、付加情報などなくても、そのテーマでシェア8割が取り上げられているなら、リンクだけでも十分価値がある。

こんなふうに考えていくと、「くらべて.com」って今話題の「キュレーションメディア」であり、ボクは「キュレーター」って、言えなくもない。(いや、言えないかw)
キュレーションメディアとキュレーターについては、考えていることがあるので、またの機会にこのブログに書くことにする。

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