2013年1月26日土曜日

うつ状態、うつ病の解決策・解決方法。うつ経験者の記録。

本日、2013年1月26日。
最近、ボクの周りは、うつ状態、うつ病になっている方がけっこういる。
友人にもあまり言っていないが、ボクもうつ経験者だ。このことをブログ記事にするべきか悩んだ(サラリーマンとして復帰するときに採用でハネられるかな)。でも、カミングアウトしにくい症状・病気こそ、自分の過去の体験を記録しておくことは誰かの役に立つはず。ここに記録する。

当たり前だが、ここに書かれたことは、ひとりの単なる、うつ状態患者の解決記録だ。同様の解決策が、同様の症状の方に有効かどうかも分からない。自分がうつ、もしくは、親しい方がうつの場合、まずは医師の診療を受けて適切なアドバイスを受けることをおすすめする。


 たぶん、最近、ホワイトカラーでうつが流行っている

冒頭にも書いたが、最近、ボクの周りは、うつ状態、うつ病になっている方がけっこういる。直接連絡をくれた方も数名。Facebookとツイッターの知り合いでさらに数人。自分が所属グループ等でそうしたコメントを見たという方を含めると2桁近くなる。

ボクはソーシャルメディアであまりフォローやフレンドを作っていないほうなのでものすごい割合だ。おそらく、最近うつになっている方々の属性とボクが所属するクラスタ(これ死語?)が重なっているのだろう。

ITリテラシー高いホワイトカラー。組織でも責任あるポジションや担当や仕事の方。コミュニケーション能力が高く、手に職的なスキルを持った方。そんな方々だ。
中には、ストレスなんて感じないでしょ、という大物クリエイターもいて、うつは社会的な地位や立場が高くてもなるようだ。

今、うつな方本人が、この記事を読んでいることもあるだろう。けっこうみんななっているということで、ちょっと気楽になって欲しい。快復に向けてのんびり休養して欲しい。


 うつに効いたこと

ボクはうつ経験者であり、現状、ほぼ回復している。たぶん、症状としては重度ではなかったし、ほぼ後遺症はない状態だ。

「ほぼ」という微妙な言い方をしているのは、うつ経験者なら分かると思うが、ときどき、再発するんじゃないかという感覚があるからだ。

だから、重度の症状の方などには参考にならないかもしれないが、ボク自身がうつに効いたことを今、振り返るり以下を挙げる。

早めに病院へ行く
早めに休養をとる
うつに配慮のある方と話をする
職場(仕事)とは離れて、知り合いとメールなどでコミュニケーションをとる
楽しいことを考える。楽しい作業をする


 ボクは、早めの病院と、早めの休養をおすすめする

特に、早めに病院へ行くことは重要だ。専門の医師に診断してもらい、アドバイスを受ける。また、抗うつ剤を処方してもらい服用する。

ネットでは、「うつに薬は効かない。気休めだ。」「うつは治らない」などの情報も多いが(友人や知人もそうしたことを言うかもしれない)、気にする必要はない。ここに少なくとも1人は、医師のアドバイスと薬でうつがほぼ治った人間がいる。心療内科に置かれている小冊子に書かれているように、「うつは薬で完全に治る病気です」を信じていい。(それに、信じても損することないですしね。)

ボクは症状も軽く、ほぼ後遺症もないが、早めに病院へ行き、早めに休養をとったことが大きく関係していると考えている。おそらく、休養をとるようになり、職場から離れて、ストレスから開放された生活が症状を軽くした。

うつにかかるような方は、真面目で(自分で言うかw)責任感が強い方だろうが、うつが心配になったらすぐに病院へ行き、診断内容によってではあるが、すぐに休養をとるようにしたほうがいい。
仕事やお金のために、健康を害したり、寿命を縮めることになったら、本当にバカバカしい。これは人によって考え方の違いがあるだろうが、例え生涯賃金が半分になる可能性があっても、健康第一ではないか。


 うつに配慮のあるサポーターは救いの神

うちの奥さんと当時の上司がうつの知識と配慮があったことは、ボクにとって、非常に幸運だった。
うつな方本人に向かって「ガンバって」と言ってはいけない、などよく言われることだ。ボク自身は、うつ状態のときに、「ガンバって」と言われてもなんともなかったが、気にする人は気にするのだろう。

うつは、特殊な精神状態なので、サポートする方々にも特別な配慮が必要だ。ふざけて、あえて、うつな方を追いつめるようなメッセージを送る人もいるがやめたほうがいい。言われた本人、冗談だと分かっていたとしても、その不快ささえも表現することさえできない状態からだ。


 ボクは、うつがきっかけで起業した

ボクは、うつになったことも原因で、前職を辞めている。でも、同時に、株式会社くらべてドットコムを運営するきっかけにもなっている。

うつとなった当時、精神的にキツい職場にいた。自分ではまだまだ大丈夫だと思っていたが、突然倒れるほどの頭痛になったり(以前の記事参照:頭痛と吐き気が原因でダウン。偏頭痛持ちの記録)うつになったりした。

ちょうど、長女が産まれてくる時だった。頭痛やうつで、それぞれ数週間休んだ後、当時の会社で制度化された「育休制度」を使って長期休暇に入った。そして、そのまま復帰せず退職した。

ボクは、会社設立や登記など手続き法が趣味なので(変な趣味でごめんなさいw)、株式会社くらべてドットコム自体は、うつ以前よりあった(ボクは100%株主の立場。うちの奥さんが社長であり全作業、全決済をおこなっていた)。だが、長期休暇に入る当時の売上は、月数万円。とても、それで食べていくことはできないレベルだった。

これから娘が産まれてきてお金も必要だろうが、職場への復帰もできない予感がしていた。
予感的中。結局、その時に、うつはほとんど治っていたが、復帰できずに退職した。
退職後、気を紛らわせることが一番の目的だったが、会社の経営に力を入れた。「くらべて.com」のコンテンツを充実させた。サラリーマンとしての仕事とは違う、やりたいようにやる株式会社くらべてドットコムの仕事は、面白かった。そして、そうした活動の過程のメールのやりとりや夢中となってやった作業は、ボクの場合は、うつ克服にいい効果があったと思う。

ボクの場合は、職場(サラリーマンとしての仕事)とは離れて、知り合いとメールなどでコミュニケーションをとったり、会社やサイト運営など、楽しいことを考えたり作業したりといったことは、プラスに働いた。

株式会社くらべてドットコムのことがなくても、前職を辞めたことは後悔していない。いや、サラリーの面ではちょっとだけ後悔はしている。あと1年だけでも我慢すれば、もう少し手元にお金が残ったと、何度思ったことか。
だが、人生80年くらい。仕事が原因で、命を落としたり、寿命が縮まったり、健康を害したりは、やはりバカバカしい。

当時、病院の帰り道で、ふと、こんなことを考えた。「ここで仕事を続ける代償を寿命10年(短くなる)と仮定しよう。どうする続ける?辞める?」。「デスノート」が流行っていた気がする。
この仮定を真剣に考えた。子供のこと、家族のこと、自分の仕事のこと、親のこと…考える上で、いろいろな要素があった。でも、将来の自分(年とった後で振り返るったら)は、何よりも寿命10年をとる気がした。

ちょっと感傷的になって、話が脱線した。元にもどす。
要するに、ボクは、うつが原因のひとつで、長期休養や会社を辞めたことを後悔していない、と言いたかった。
うつの方には、天秤の片方に治療・療養をおいて、もう片方に仕事・お金・プライド・家族などなどを置いて悩んでいる方もいるだろう。ボクなりの考え方だ。


 ボクのうつ症状

うつになったことのない方に、この感覚を伝えるのは難しいだろうが、ボクの場合を書いておく。

感情的な起伏もあるが、ボクが困ったのは、「(朝の)倦怠感」「集中力の欠如」だ。

朝、起きるとき、とにかくダルい。ボクは、かなり意志の固いほうだが、それでも起きるどころか動きだすのに一苦労した。起きたあともしばらくダルい。
うつになってはじめて、何をするにも集中力が必要なのだと知った。
まっすぐ歩くのに集中力が必要だとは思わなかった。人の話をじっと聞いていることに集中力が必要だとは知らなかった。うつになって、集中力は3才児並みとなった。

これまでふつうに出来ていたことができない。
電車から降りて精算機に1000円札を入れた。おつりが出てきたが、正しい額なのか計算ができない。簡単な引き算をする集中力がないのだ。不甲斐なくて、泣いたことがある。涙を流して泣いた。そして、うつだからなのか、涙が止まらなかった。

3才児並みの集中力と言ってもイメージできないかもしれない。別の例えをするなら、アルコールも飲んでいないのに酔っぱらっている感じだ。集中していないと、外の景色がぐるぐる動きだす。


 うつな方にやさしく

最後に。うつな方にやさしくして欲しい。特に、周りでサポートされる方々、よろしくです。