TOEIC対策の模試本を比較。やはり公式問題集がおすすめ

2013年2月12日火曜日

「くらべて.com」のこと 英語・英会話 比較

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「くらべて.com」のカテゴリ「英語・英会話」の記事として、TOEICテスト対策向けの模試本(書籍)を一覧比較を更新した。かつて「くらべて.com」での人気のコンテンツ。更新が滞りアクセスも減っていた。数年ぶりに全面改訂した。
このブログでは、一覧表では書ききれなかった情報を記録しておく。

「くらべて.com」の「TOEICテスト対策の模試本の一覧比較」http://www.kurabete.com/eigo/compare/comp_new_toeic_moshi.html )


 公式問題集が断然強い

「くらべて.com」では、いつものことだが、記事にする前に、店頭で商品をチェックした。
都内の大型書店を数軒まわり売れ筋と注目の書籍を見てまわった。
新年に入り、また新入学・新社会人のシーズンを前に、新たにTOEICテスト勉強をはじめる人が多いのだろう。どの書店でもTOEICテスト対策書はコーナーを作り売場での扱いが大きかった。

店頭では、公式問題集が断然強い。大型書店では、vol1~vol5まで5冊をすべて平積み(書店で表紙を出して積み重ねてディスプレイすることね。)しているところがほとんど。郊外店でも比較的大きな書店ではコーナーの一角は公式問題集が並んでいる。人気と売れ行きのよさが見てとれた。

オーソドックスなパターンだと、こんな(↓)感じで並べてある。手前側にあるのはすべて公式問題集。


こんな(↓)感じで演習問題や英語系人気著者の書籍を目立つスペースに置いても…


公式問題集1冊はある。(下記写真右下の赤い表紙が公式問題集vol.5)



 公式問題集とは

ところで、公式問題集とは何であろうか?
公式問題集は、ETSが著者(著作権者)であり、国際ビジネスコミュニケーション協会が編集となっている。

まず、TOEICテスト、ETS、国際ビジネスコミュニケーション協会について再確認したい。

TOEICテストとは

「TOEICテスト」については、公式サイトで下記のようにコメントしている。

TOEIC(トーイック)とはTest of English for International Communicationの略称で、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストです。

【出典】公式サイト「TOEICについて」http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what/index.html )

ETSとは

また、ETSについては、公式サイトで以下のようにコメントしている。

ETS(Educational Testing Service)は、米国ニュージャージー州プリンストンに拠点を置き、TOEICやTOEFL、SAT(全米大学入学共通試験)、GRE(大学院入学共通試験)を含む約200のテストプログラムを開発している世界最大の非営利テスト開発機関です。

【出典】公式サイト「ETSについて」http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what/ets.html

国際ビジネスコミュニケーション協会とは

同じく公式サイトのTOEICテストの制作機関についての記述には以下のようになっている。

TOEICテストは米国にある非営利テスト開発機関である Educational Testing Service(ETS)によって開発・制作されています。
日本におけるTOEICテストの実施・運営は(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会が行っています。

【出典】公式サイト「TOEICテストとは>制作機関」http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what/#d )

公式問題集とは

ここまでをまとめると…TOEICテストは、ETSが開発・制作。日本においては、国際ビジネスコミュニケーション協会がテストの運営・実施をおこなっている。

公式問題集は、TOEICテストの開発者自らが問題を提供して、日本国内のテスト運営団体が発行する問題集となる。

つまり、テストを作っている組織が提供する模擬試験。本番のテストとそっくりなのは当たり前。これではどこの出版社もクオリティーでは敵わない。

ちなみに、現在、以下の5冊が販売されている。

TOEICテスト新公式問題集
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.2〉
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.3〉
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉


 TOEICテスト模試問題集、最近のトレンド

今回の比較一覧記事の更新は5年ぶりの全面改定だが、5年前と書店での顔ぶれに多少の違いがみられた。箇条書きにすると以下のようだ。

・5年前に人気のあった模試問題集は現在でも書店で陳列
・5年前はあまりTOEICテスト関連書籍を出していない出版社から模試問題集が出ていた。現在は、そうした新規参入(というか一時的参入?)組の模試問題集は姿を消していた
・TOEICテストの本番と同じ英文レターサイズや非常に近いA4サイズの模試問題集が公式問題集の他に多数出ていた

上記の変化は想定の範囲内。それよりなにより、一番驚いたのは、以下の2冊の価格を見たときだ。

はじめての新TOEICテスト 本番模試
TOEICテスト本番攻略模試 (資格検定Vブックス)

いずれも全200問の模試が2セット収録されて、1,000円だ。同じく2セットの公式問題集がそれぞれ2,940円であることと比較すると、その安さがわかるだろう。

TOEICテスト模試問題集が今や1,000円の時代となった。

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