2014年クリスマスまであと1週間。
この時期、クリスマスプレゼントやお年玉として電子辞書を購入する人がけっこういるそうだ。
この記事では、2014年クリスマスプレゼントや2015年お年玉として選ぶ、おすすめ電子辞書を解説する。
なお、先日、「くらべて.com」では、電子辞書(英語重視タイプ中心)の比較一覧記事を更新した。
もともと、各メーカーから発売されている売れ筋の電子辞書のほぼ全てを網羅しているが、この度、クリスマス商戦前の価格を反映させて、比較表を最新情報にした。こちらも参考にして欲しい。
【参考資料】 電子辞書(英語重視タイプ中心)の一覧比較[2014年~2015年版]( http://www.kurabete.com/eigo/compare/comp_dendic_1.html )
■■ 自分へのプレゼントならコレ!
ボク自身へのプレゼントとして、「電子辞書を買うなら…」を真剣に考えた。
結論から言う。
2万円予算なら、「XD-U6500」(カシオ)または「PW-SB1」(シャープ)。
1万円予算なら、「XD-C500」(カシオ)。
選択の理由は以下だ。
まず、ボクの場合、自分へのプレゼントとして電子辞書を選ぶ場合、予算は2万円が限度だ。
電子辞書は、自分への投資の意味も含めての購入となる。限られた年末年始予算の中で、自分への投資的な意味合いも含めて電子辞書に割ける予算は2万円と考えた。
予算を2万円に設定すると、カシオの最新機種は候補からゴソっと外れる。
以前にもこのブログで記事を書いたが、この冬の期間、電子辞書は1年で一番リーズナブルな時期。それでも、カシオの最新機種は2万円をオーバーしてしまう。(23,000円くらいがボリュームゾーン)よほどネット等で掘り出し物を見つけない限り難しい。
そんな中、生活教養タイプ「XD-U6500」は、後継機種「XD-U6600」が発売になったこともあり、2万円を切る実売価格。(なお、「XD-U6600」は、ネットで2万円超程度。うまく見つければ2万円弱でもあるかも。)
シャープの電子辞書は、2014年春モデルが、この時期、2万円を切る価格となっている。「PB-SB1」は、ビジネス・語学タイプ。シャープで選ぶなら「PB-SB1」が本命だろう。中国語コンテンツも充実しているところもボクにとっては魅力的だ。
ちなみに、ボクは、電子辞書を購入する場合、百科事典、国語辞典、英和辞典、和英辞典、これらコンテンツが充実しているものを選ぶことにしている。きょうびの電子辞書は100コンテンツ以上搭載しているものも多数あるが、どんなに多くのコンテンツを搭載していても、利用頻度は、上記4辞書が高くなるのがふつうだ。
予算1万円とする場合、現行販売している電子辞書では、見つけるのが難しいくらいだ。
数少ない予算1万円程度の電子辞書の中で、「XD-C500」を推す。百科事典を搭載していないのが残念だが、予算1万ではベストな選択だと思う。コンパクトタイプであることもポイント高い。コンパクトタイプの電子辞書は(放置でも場所をとらずに気にならないから。書斎専用となったりリビング専用となったり)けっこう長く使えるものだからだ。
ここで登場した、「XD-U6500」「PW-SB1」「XD-C500」について、簡単に特徴を以下にまとめた。
●「XD-U6500」
2014年1月24日発売。 型番「XD-U」ではじまる新筐体シリーズ。 カシオ電子辞書の「生活・教養」モデル。 「XD-N6600」「XD-N6500」の後継機的な位置づけ。
「XD-U」シリーズは、ネイティブ音声を聞いた後に自分の声を録音して聞き比べができるのが特徴。機能性は定評のある「XD-N」シリーズをほぼそのまま踏襲。
日本史、世界史、科学等の用語辞典や昆虫・野鳥・植物のハンドブック、俳句歳時記、日本名城百科など生活・教養系コンテンツが充実。リビングに1台あると何かと便利な電子辞書。シニアにも向いている1台。 加えて、NHKラジオ英会話やTOEIC学習コンテンツなど、英語学習コンテンツも充実。文学2,000作品(日本文学1,000+世界文学1,000)とクラシック名曲2,000フレーズ(各30秒~約1分の視聴)を収録。
2014年2月、実売価格30,000円程度。2014年7月、22,000円程度に、そして後継機「XD-6600」発売後2014年11月20,000円前後に。2014年12月現在、実売価格17,000円程度。「XD-U6600」「XD-U6500」選択に悩む。
筐体のカラーバリエーションは、 ブラック、 ホワイト、 レッド、 シャンパンゴールド の4色。
●「PW-SB1」
2014年2月発売。価格はオープン。カラー液晶搭載の「ブレーン」ブランド電子辞書。シャープのビジネス・語学系電子辞書の最上位機種。「PW-A9300」の後継機。
「PW-A」前シリーズから筐体デザインが新しくなり、キーボードを背面に隠し、ディスプレイとタッチペンだけでタブレットPCのような使い方もできるようになった(従来式と2WAY利用可能)。このタブレットタスイルが非常に使いやすい。
「PW-A9300」同様、中国語学習タイプではなく(一般)ビジネス向けモデルながら、中国語コンテンツの充実が特長。TOEICテスト対策コンテンツや専門知識辞典も豊富。
2014年2月、実売価格35,000円前後。2014年7月、26,000円程度。2014年11月、21,000円程度。2014年12月現在、実売価格19,000円程度。コストパフォーマンスは電子辞書中トップレベルに。
筐体のカラーバリエーションは、 ブラック と レッド。
●「XD-C500」
2011年10月発売。カシオ電子辞書の中で数少ないコンパクトタイプ。カラー液晶搭載。50のコンテンツは、広辞苑、漢字源、俳句季題便覧を中心を日本語系が充実。
同時発売の中国語重視タイプ「XD-C730」、韓国語重視タイプ「XD-C760」と対照的に日本語重視タイプ。英語系は、オーレックス英和辞典・オーレックス和英辞典など。
50コンテンツ搭載で、2012年12月、10,000円を切る実売価格。2014年7月、12月、変わらず10,000円程度。競合製品と互角に渡り合えるリーズナブルさ。
筐体のカラーバリエーションは、 シャンパンゴールド、 レッド の2色。
■■ 高校生へのプレゼントならコレ!
高校生へのプレゼントに電子辞書を選ぶなら、予算2万円を覚悟しなければならない。
(ただし、2015年春に2015年春モデルのメーカー最新の電子辞書をプレゼントする場合、3万円以上、ヘタすると4万円かかる。この冬の時期が最新モデルが最安なので、今、プレゼントするのは悪くない。)
「くらべて.com」の「独断的おすすめ」ページにもまとめているが、高校生向け電子辞書は、実質2択だ。「XD-U4800」(カシオ)または「PW-SH1」(シャープ)のいずれかだ。いずれも実売価格2万円前後。
【参考資料】電子辞書[英語重視タイプ]独断的おすすめ[2014年]( http://www.kurabete.com/eigo/compare/dendic_osusume.html )
特徴を以下にまとめた。
●「XD-U4800」
2014年1月24日発売。 型番「XD-U」ではじまる新筐体シリーズ。 カシオ電子辞書の「高校生」モデル。 「XD-N4850」「XD-N4800」の後継機的な位置づけ。
「XD-U」シリーズは、ネイティブ音声を聞いた後に自分の声を録音して聞き比べができるのが特徴。機能性は定評のある「XD-N」シリーズをほぼそのまま踏襲。
高校生向けとして、これでもか、というコンテンツの充実ぶり。2014年2月、実売価格30,000円。2014年7月、実売価格26,000円。2014年11月、実売価格24,000円。2014年12月現在、実売価格23,000円程度。高いコストパフォーマンス。新発売・高校生モデルのデジタル単語帳EX-word with「XC-U40」と連携するのも、前身の「XD-N4850」「XD-N4800」にはない特徴。
筐体のカラーバリエーションは、 ブラックと ホワイト、 ビジッドピンク、 ブルー、 オレンジ、 グリーン。
●「PW-SH1」
2014年2月発売。 価格はオープン。カラー液晶搭載の「ブレーン」ブランド電子辞書。シャープの高校生向け電子辞書の最上位機種。「PW-G5300」の後継機。
「PW-A」前シリーズから筐体デザインが新しくなり、キーボードを背面に隠し、ディスプレイとタッチペンだけでタブレットPCのような使い方もできるようになった(従来式と2WAY利用可能)。このタブレットタスイルが非常に使いやすい。
「PW-G5300」から英語系辞書が大幅に強化。英単語学習コンテンツは依然として多数収録しているが、TOEICテスト対策コンテンツが削られた。国語系辞書もより充実している。
2014年2月、実売価格44,000円前後。2014年2月、24,000円程度。2014年11月、20,000円程度。2014年12月現在、同じく実売価格20,000円程度。コストパフォーマンスは電子辞書中トップレベルに。
筐体のカラーバリエーションは、 ホワイト とブラック、 ピンク、 ブルー、 バイオレット の5色。
■■ お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントならコレ!
テレビ通販などの紹介を見て、電子辞書を欲しがっている、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんもいるだろう。
プレゼントとしては、上記「自分へのプレゼントならコレ」に出てきた「XD-U6600」「XD-U6500」やシャープの「PW-A7400」「PW-A7300」あたりが予算2万円弱でおすすめだ。
シニア以上の方へのプレゼントは、高額の最新モデルよりも、型落ちでも魅力的なコンテンツが充実したモデルがいいだろう。
「PW-A7400」「PW-A7300」の特徴を以下にまとめた。
●「PW-A7400」
2013年6月発売。カラー液晶搭載の「ブレーン」ブランド電子辞書。「PW-SA1」発売まで、シャープの「生活総合」タイプ電子辞書の最上位機種。「PW-A7300」の後継機。シニアを意識したモデル。 英語系コンテンツも必要十分、俳句や趣味関連のコンテンツが増えた。「六訂版 家庭医学大全科」「医者からもらった薬がわかる本 2013年版」も収録。健康関連コンテンツは充実。 シャープの「生活総合」タイプ電子辞書の最上位機種として、前身「PW-A7300」(コンテンツ100・動画109)よりもコンテンツ数は増えた(コンテンツ100・動画145)。 2014年2月、実売価格20,000円を切る。2014年7月、17,000円を切る。2014年11月現在、15,000円。2014年12月現在、実売価格17,000円程度。発売後1年超の旧モデルたが、コストパフォーマンスは電子辞書中トップレベルに。搭載コンテンツのバランスがよくコストパフォーマンスも高い。
筐体のカラーバリエーションは、 ブラック、 シルバー、 レッド。
●「PW-A7300」
2012年11月発売。カラー液晶搭載の「ブレーン」ブランド電子辞書。シャープの「生活総合」タイプ電子辞書のかつての最上位機種。「PW-A7200」の後継機。 英語系コンテンツも必要十分、旅行系や健康・生活関連のコンテンツが充実。「六訂版 家庭医学大全科」を電子辞書としてはじめて搭載(代わりにPW-A7200収録の「新 家庭の医学」はなし)。「医者からもらった薬がわかる本 2013年版」も収録。 シャープの「生活・教養」タイプ電子辞書の最上位機種として、前身「PW-A7200」(コンテンツ100・動画100)よりもコンテンツ数は増えた(コンテンツ100・動画109)。ただし、数よりも新しいコンテンツとなっているところが特徴。 2014年2月、実売価格15,000円を切る。2014年11月、17,000円前後。2014年12月現在、実売価格17,000円程度。1万円台としてはまずまずの選択肢。
筐体のカラーバリエーションは、 ゴールド と ブラック、 ピンク、 グリーン。
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